【バドミントン】大学では体育会(部活)に入るべき?体験談を語ろう

突然だが、バドミントンをやっているあなたは、大学で体育会に入っているだろうか?あるいは入ろうと悩んでいるところではないだろうか?

高校においては、学校でバドミントンをするとなると、「学校の部活動」ほぼ一択である。しかし、大学になるといくつかの選択肢が出現する。多くの場合には、以下の3つの中から選択することになる。

  1. 大学の体育会(バドミントン部)
  2. 大学のサークル(バドミントンサークル)
  3. 地域の社会人クラブ

なにも考えずに体育会のバドミントン部に入部したわたしは、悩みに悩んだ挙句、1回生の夏で体育会をやめることにした。 これを読んでいるみんなも、もしかしたら悩んでるんじゃないかな?

万人に対する単一の最適解などありえないので、バドミントンをやるために大学の体育会に入るべきなのか、一概には言えない。

しかし、自分の体験談なら提供できる。大学生のときのわたしが、なにを感じ、どういう考えを持って大学の体育会バドミントン部をやめる決断をしたか、ここに書き記しておこうと思う。

ネットで体験談を書こうと思ったのは理由がある。理由はシンプルで、こういう体験談って意外と聞けないし、リアルで先輩とかに聞いたりするとみんなカッコつけて本音を隠したりしちゃうからw

参考になる部分とならない部分は人それぞれだと思うけれど、よければ役立ててほしい。

はじめに

体験談を書いているわたしの、当時の状況などを最初に書いておこうと思う。

  • バドミントンをはじめたのは、中学生のとき
  • 高校時代、団体で大阪3位、個人で大阪ベスト8(近畿大会出場)
  • 大学は、私立のような推薦とかのない国立大学で、いまは関西学生リーグ2-3部を行ったり来たり
  • 自宅から学校までの距離:1時間半

自分の体験談

1回生の春、なにも考えずに体育会のバドミントン部に入部したわたしだったけれど、3ヶ月で体育会をやめてしまった。

悩みに悩んだのだけど、理由としては3つあった。

  • 潜在的な理由1:バドミントンは好きだけど、体育会は大嫌い
  • 潜在的な理由2:学業が疎かになりすぎた
  • 直接的な理由:代替わりしてから、部の雰囲気が悪くなった

1つずつ順番に見ていく。

「体育会」が嫌いだった

退部を決めた理由の1つを単刀直入に言えば、「バドミントンは大好きなんだけど、体育会という集団自体が大嫌いだった」のである。

これは潜在的なストレスとして、入部からの3ヶ月間ずーーっと溜め込んできたものだった。

まずとにかく謎に上下関係に厳しい。1年生は「下僕扱いかな?」ってレベル。たかが1年や2年長く生きただけで、権力を振りかざす人ばっかり。

席に座る場所がどうとか、飲み会での酒の強要とか、一発芸がどうのこうのとか、そういうの大嫌いだった。

だいたいあいつらときたら、ジャージやスウェットで講義に出席してるし、講義中も私語ばっかり。自分の在籍していた大学では、サッカー部が特にうるさかった。

体育会への嫌悪感が、大学の体育会バドミントン部をやめる1つのきっかけとなった。

学業が疎かになりすぎ

体育会の退部を決めた潜在的な理由の2つ目として、「学業が疎かになりすぎた」ということを挙げておきたい。

そもそも中学、高校と「バドミントンでも上位を目指すし、勉強でも上位を目指す」というポリシーで文武両道を貫いてきた自分にとって、体育会バドミントン部のメンバーとは明らかに価値観があっていなかった。

自分が在籍していた体育会バドミントン部のメンバーの多くは、明らかに学業に対するモチベーションが皆無で、バドミントンだけに大学生活を費やしていた。「単位取れて卒業できたらエエねん!」ぐらいのノリの人ばかり。

スポーツ推薦で入学している私立大学の体育会バドミントンならまだしも、仮にも国立大学でそれはアカンやろ!!!

私学からのスポーツ推薦すら取れない程度のレベルの奴らが、大学生活をバドミントンだけに捧げるの!? それ、なんてギャグ?www

って何度も声を大にして言いたくなった。

練習が終わるのが夜の9時。学校を出るのが夜の10時前。自宅から家までは早くても1時間半もかかる。そんな状況で学業がうまくいくわけもなく、授業中は寝てばかり。自分はいったい何をしに大学に入学したのかと自問する日々だった。

Photo by Christian Erfurt on Unsplash

それに大学の試合はなぜか平日に開催されるので、講義を休まざるをえないのも厳しかった。自分の在籍していた大学では、全国大会以上じゃないと公欠扱いにはならなかったため、普通に出席点を減点されていた。

ちなみに学校の近くに下宿するのも考えたけど、結局下宿してもバイトに明け暮れてる先輩ばっかりだったので、学業に充てる時間が捻出できるとは思えなかった。あと下宿に対しては親の反対もあった(金銭的に)。

学業とバドミントンのバランスを考えると、体育会バドミントン部をやめることが頭によぎるようになった。

代替わりしてから、部の雰囲気が悪かった

こうして、潜在的に退部を考えるに至ったのだけど、決断する最大のきっかけとなったのは、4回生が引退して新チームの雰囲気が明らかに悪くなったことだった。

自分が入学したときは、4回生のキャプテンがインターハイ選手だったし、男女ともいい雰囲気のなかでやれていたと思う。

しかし、4回生が引退してからは明らかに部の雰囲気が悪かった。時間を費やしている割には、部員たちのバドミントンに対するモチベーションが高いわけでもなさそうで、練習もなんとなく気怠げな空気が流れている。

そして、多くの人が新たなワンマンキャプテンにウンザリしていた。

「ここは自分の居場所じゃない」「このチームで1年我慢してまでバドミントンをがんばろうとは思えない」と感じたわたしは、誰に相談することもなく、体育会を辞めることにした(どうせ相談したところで、みんな自分を引き止めるってわかってたから)。

中学・高校とバドミントンを熱心にやっていた自分を見てくれていた親や友人には驚かれたが、わたしはただ大学のバドミントン部を辞めただけで、バドミントンをやめたわけではなかった。サークルを設立したのである。

体育会をやめてサークル設立、そして社会人クラブへ

自分が在籍していた大学にはもともとバドミントンサークルがあったけれど、残念ながらナイロンシャトルで初心者が打ち合ってるだけのサークルだった(経験者も数名いたけど)。そして「アフター」と称してグダグダするだけの時間が必ずついてくる。そんなサークルに興味はない。

そこで自分でサークルを立ち上げることにした。

体育会やサークルから数名を引き抜いて設立したそのサークルでは、パターン練習、ノックメニュー、ゲーム練習、オールロングやオールショートなどもやりながら、週1回ぐらい活動していた。

…が、結局自分のモチベーションが低下して1年ちょっとで蒸発。理由は色々あるけど、自分より強い人がいなくて上達してる実感がなかったってのが大きいかな。

大学のサークルを抜けたあと、地域の社会人クラブに入ってそちらで大会などに出場していくこととなった。 専門学校生や、30歳ぐらいのおじさんたちと一緒に、週1-2回ほど練習して、年に2回のリーグ戦にも出場していた。

ちなみに現在ではそのチームから移籍して、某社会人クラブに在籍している。現在の目標は30歳になったときに、全日本シニアに出場すること。

小括

こうして振り返ってみると、大学の体育会→大学のサークル→地域の社会人クラブ…と、チームを渡り歩いた 大学4年間だった。

大学の体育会バドミントンを退部して、よかったことも、よくなかったこともあった。

よかったこと

体育会バドミントン部を退部して、よかったことを1つ挙げるなら「自分の時間がしっかり作れた」という点に尽きる。

いまの自分という人間を形成する上で、大学での自由な時間は必要不可欠だった。自分の知的好奇心に応じて、哲学、思想、歴史、文学などの古典を読み漁ったり、シベリア鉄道に乗ってロシアのモスクワまで旅をしたりした。

中学高校と大事にしてきた「文武両道」を、自分の中ではしっかりと継続できたと思っている(やや「文」に偏った感があるけど)。

卒業論文もしっかりと1番上の成績である「秀」を取れた。これはちょっとだけドヤ顔できるポイントかも。

悪かったこと

体育会バドミントン部を退部して、悪かったことを1つ挙げるなら「バドミントンで伸び悩んだ」ということがまず頭に浮かぶ。

伸び悩んでしまったのは、自分でサークルを設立してからの1年ぐらいダラけてしまったのが大きな要因。正直言ってこれは大失敗だった。

自分と同じく中学・高校でライバルだった人たちは、大学の体育会に入っていてどんどん力をつけていった。しかし自分は高校生のレベルのまま、あまり強くなれていない。周りに抜かされる悔しさはかなり大きかった。

「強くなれていない」「周りに抜かされている」という実感が湧いてくるにつれて、バドミントンに対するモチベーションが低下していくばかり。

モチベーションが低下すると、練習に行く回数が週2回から週1回になり、やがて月1回になり…。そんな状況だからますます自分だけ強くなれない。完全な悪循環である。

体育会をやめても強くなれる?

体育会をやめても、バドミントンは強くなれます! ただしそのためには、強くなれる環境を自分で作らなければいけない。

バドミントンに限ったことじゃないけど、人間はどんな環境に身を置くかで成長のスピードも変わってくる(もちろん環境だけがすべてではなく、その環境下でどれだけ努力するかも大切だけど)。演劇界の著名人である壤晴彦さんは次のようなことを言っていて、個人的にはかなり同意したい。

  • 自分とともに上を目指すライバルがいる
  • 自分よりも強くて尊敬できる人がいる

そんな環境に身を置けば、それだけで成長できていける。自分はこのことに気づくまでに2年ほどかかってしまって、その2年間でたくさんの同学年プレーヤーに抜かされてしまった。

だから、これを読んでいるあなたには、同じ失敗をしてほしくないんだよね…。

自分の周りのプレーヤー50人ぐらいをサンプルに調べてみると、大学の体育会に入った人はほぼ全員伸びてる。それは単純な話で、毎日のように練習をやっているからだ。

しかも関西学生リーグの2-3部レベルだと、わりとどこのチームにも1-2人ぐらいはインターハイ出場クラス、あるいは県大会上位クラスの選手がいる。そういう人たちと一緒に練習していると自分も成長していける。

一方で体育会に入ってなかった人は、自分も含めてあまり伸びてないことも多い。とはいえ、伸びていない人には「あまり練習をやっていない」という共通点がある。

だから、体育会に入ってない人でも、レベルの高い社会人クラブや大学のサークルでしっかり練習量を確保できていれば強くなっていける。高校まで無名だった人が急に台頭することも普通にある世界。

体育会をやめたとしても、練習を週2回前後は確保したいところ。特にシングルスは絶対やっとけ。 そこは妥協すべからず。

体育会をやめても、自分でしっかりと環境をつくることができれば強くなることはできる。 どこかの誰かの言葉を借りると「周りのプレーヤー5人の平均値があなた」です。モチベーションと能力の高い人と一緒にプレーできれば、十分強くなっていくことはできますよ。

やっぱりまだ体育会に入るか悩むんだけど…

Photo by Emily Morter on Unsplash

ここまで読んでも、まだ体育会バドミントン部に入るべきか、やめるべきか、決断できない?

なるほど!それだけ悩むということは、あなたがバドミントンや学生生活に対して、それだけ誠実に真剣に向き合っていることの証。すばらしいことです。

そんなあなたは、たとえば以下の事柄を判断材料にしてみるといいんじゃないだろうか。

  1. 目指す大学の体育会のレベルは高そうか?
  2. 大学までの通学時間は短いか?
  3. 学生生活における学業の優先順位は低いか?
  4. あなたはどちらかと言えば体育会気質だろうか?
  5. あなたのバドミントンに対するモチベーションは高いか?
  6. 体育会のメンバーたちと一緒にバドミントンをがんばりたいか?

特に、5番と6番のいずれかに “No” と答えた場合、体育会はやめといたほうがいい。自分の場合、6番が “No” だったので体育会を辞める決断をした。

逆に、5番と6番のどちらも迷わず即答で “Yes” と答えた場合、1-4番が “No” だったとしても体育会で続ける価値はある。

ただし1-4番の “No” の数が多ければ多いほど、体育会に身をおくことの不満は大きくなっていくだろう。そして、不満の大きな環境に身をおいていても、あなたのパフォーマンスは最大限に発揮されることはない。自分の場合は2-4番が全て “No” だったので潜在的なストレスをかなり抱えていた。

バドミントン部のレベルが高いとか低いとか、大学までの通学時間とか、それらは2次的なもの。いちばん大切なのは「あなたは、その体育会バドミントン部でがんばりたいと本気で思えるか?」という一点に尽きると思う。

わたしは本気で思えなくなったから、体育会をやめる道を選んだ。

しかし、わたしはあなたじゃない。性格も、周りの人間も、大学生活におけるバドミントンの優先度も、あなたとわたしとでは違う。だから最終的に決めるのはあなた次第です。

このページでは、自分の体験談をもとに、決断の基準をあなたに示したつもりでいます。

そして一度決断したら、もう振り向かないこと!誰かに言われて選んだ道じゃなくて、自分で判断した道なんだもの。そのまま突っ走ってみせてくれよな!!

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